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2011年1月 5日 (水)

名曲喫茶 荻窪「ミニヨン」と吉祥寺「こんつぇると」

荻窪に名曲喫茶「ミニヨン」がある。開店は昭和36年。その歴史には重みがある。

最初のオーナーはすでに他界されたが、そのママさんはクラシック音楽をこよなく愛した物知りで話し好きな個性的な方だった。現在はその当時から店で働いていた真理子さんが二代目オーナーとなっている。

私は古色蒼然とした何千枚ものレコードを前に、何時間でも時間を過ごすことがある。モーツアルト、ブラームス、バッハ・・・。人の背丈もあるようなスピーカーから流れてくる音は温かく、時には擦り切れた音も混ざる。心地よさの中であっと言う間に時が経ち心は解き放たれる。

ミニヨン http://members.jcom.home.ne.jp/stmera/mignon/

今は閉店してしまったが、吉祥寺の名曲喫茶「こんつぇると」でアルバイトをしていたことがある。「こんつぇると」はおしゃべりは禁止。従業員はたった一人。コーヒーをたて、リクエストのレコードをかけて、混雑している時ほど難しいリクエストが入ってドキドキしながら膨大な数のレコードの中から必死にその一枚を探したものだ。たくさんの美しいアンティークのランプや黒い重たい灰皿。朝には窓からの細い光がランプに当たって、その風情が好きで、リクエストがなければお気に入りのレコードをかけて聴いていた。真空管アンプの厚みのある音は景色を一変する。その時間はまさしく至福の時だった。

こんつぇると」オーナーの故水津さん、「ミニヨン」の今は亡きママさん、そして真理子さん。時代の中で色濃くひとつの世界を作り上げた魅力的な方々ばかり。私はその名曲喫茶という異空間の中で思う存分音楽に浸っている。そして、そこには今は遠く過ぎてしまった青春の大切な思い出もぎっしりと詰まっている。

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コメント

遅ればせながらのコメントで恐縮です。
私も「こんつぇると」には、学生時代、毎日のように通っていました。
1979年に大学に入りましたが、もしかすると同時期でしょうか?

いつもは一人で行きましたが、たまに、当時、付き合っていた彼女と二人で行くこともありました。
そういう時は、店に入るとすかさず、女性スタッフの方が飛んできて、小声で「ここはお喋りできませんけど、大丈夫ですか?」と声を掛けてくれました。
もちろん、私たちは心得ていましたので、注文とリクエストをし、一言も交わすことなく、静かにミニチュアスコアを広げながら、音楽を聴いていたものです。

もしかすると、あの時の女性スタッフは、多恵子さんだったのかも知れませんね。
とても懐かしく思い起こしました。

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